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2008年11月19日

闇の娘たち

バンコクから続くアジア・ハイウェイはタークの辺りで二手に分かれる。北のチェンライ方面へ伸びるA2ルートと西へ向かうA1ルートだ。

密林に覆われた山中の曲がりくねった道路を1時間ほど走ると、突如ターク県最大の町が現れる。それがタイ・ビルマ国境の町メーソット。ハイウェイはメーソットの町外れムーイ河に架かるタイ・ビルマ友好橋を越え、ビルマ・カレン州を経てラングーンへと伸びてゆくはずなのだが、ビルマ国内の整備状況はどうなっているのだろうか。

闇の娘たち

(橋を渡って来るビルマの人々)


辺境の町にもかかわらずメーソットが発展を遂げたのは、国境貿易とビルマ難民を援助する国際機関やNGOの落とす金のお陰だ。少々小ぶりだがTesco Lotusもあるのには驚いた。

いくら発展しているといっても所詮イナカ町。歩いて回れる程度の大きさだ。街中にはタイ人、ビルマ人、カレン人、インド系など多くの民族が混在となって生活している。タイ語ビルマ語二ヶ国語併記の看板も良く見かける。

闇の娘たち


さて、メーソットの夜である。イナカ町を探検するにはトゥクトゥクやバイクタクシーの兄ちゃんが強い味方だ。バイクの後部に跨り兄ちゃんの耳元で一言二言囁くと、にやりと笑って「オレにまかしとけ」とばかり街中を連れまわしてくれる。

早速連れて行かれたのはとある長屋の一軒。家の中にはビルマ娘が数人雑魚寝している。しかし午前零時前だというのに娘たちはすでに高いびきだ。1人だけアイロンがけをしている娘がいる。おっとヤリ手婆も寝てしまっているぞ。

「ちょっと婆さん!」
一緒について来たバイクの兄ちゃんが呼びかける。

「うーん、勝手に選んで持ってきな」
うわ言のように呟いて寝返りを打つ婆さん。

「この娘なんかどうだ」
兄ちゃんが気を利かして娘を選んでくれる。ちょっとそれはお前の趣味だろ。僕は隣の娘の方が・・・

ふとこちらの気配に気がついたその娘に兄ちゃんが声をかけた。
「このお客と行くかい?」

「ヤダ~。眠いぃ~」

娘は頭からすっぽり布団を被って隠れてしまった。兄ちゃんはそれ以上何も言わない。ヤリ手婆のお咎めもない。アイロン娘は我々を無視してひたすらアイロンを動かしている。

まぁいい。娘たちの人権が尊重されているという事が分かっただけでよしとしよう。幸いなことに「闇の子供たち」は、もはやタイには存在しないようだ。

闇の娘たち

(ビルマの子供。この手の趣味は無いですよ。念のため)


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Posted by MARK at 01:58│Comments(2)
この記事へのコメント
MARKさん、こんにちは!
どきっと読ませるタイトルですね~w
メーソットは行ったことないですけどロータスまであるところなんですねー。
ちょっと山の中を想像してました(*´∀`)
Posted by miromiro at 2008年11月20日 15:48
>miroさん
メーソット対岸ビルマ・ミャワディーの町も思った以上に栄えてました。
その一方でタイに難民として流れ込んでくる、カレンほかマイノリティの
人々も依然として存在するわけで、ビルマ軍事政権の一面を垣間見た
ような気がします。
Posted by MARKMARK at 2008年11月23日 18:16
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