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ナムジャイブログ › Bar Beer ☆ Barbie › 16番の思ひ出

2008年12月23日

16番の思ひ出

かつてバンコクにはホテル名が2ケタ~3ケタ数字になっている「番号ホテル」が、そこかしこに存在していた。お姉さん同伴で来館するお客には連れ込みホテルとしてのサービス、1人でやってくる寂しい男性客には置屋としてのサービスを提供していた怪しいホテルである。

16番の思ひ出

ビルマ・シャン州から来たタイヤイ小娘や北タイの山岳小娘が多く、彼女達はホテル内に寝起きしていた。大概この手のホテルの裏口付近には雑貨屋や飯屋があって、せいぜいそこに行く事が娘達にとっての「外出」であったように思う。

16番の思ひ出


当時お金は乏しいが精力だけはあり余っている若者だった僕は、ニューペブリ通りを挟んでプリンスホテルの対面にあった16番ホテルに良く泊まりに出かけた。早い時間はショートのみだが、深夜1時以降になると娘の添い寝付き一泊4~500Bというお得なお泊りセット価格があった。

16番の思ひ出


何度か通ううち、お気に入りのタイヤイ娘が出来た。自称18歳だったように記憶している。

まだ現在のような発展を遂げる前の寂れたナナプラザでビールを引っ掛け、零時過ぎにホテルへ向かう。部屋に案内された後、料金を払ってしばし彼女を待つ。

いつもと同じように抱き枕と唯一の財産であるラジカセを持ってネグリジェ姿で現れる彼女。寝る前に必ず音楽を聞くのが好きで、何度か故郷から持ってきたテープを聞かせてくれた。テープのジャケットにはビルマ文字。タイヤイ出身の歌手がビルマ語で歌っている曲だったか、タイヤイ語で歌っている曲だっかた記憶はさだかではない。

ある日彼女からお手製のクッションを貰った。少ない収入の中から材料を買い揃え、仕事の合間に少しずつ作ってくれたプレゼント。彼女のいじらしさに感動してしまった。

数ヵ月後、ホテルのタイヤイ娘たちは一斉に姿を消した。入管が厳しくなり皆ビルマに逃げ帰った(送還だったかも?)と言う。

それ以来彼女には会っていない。携帯電話もまだ普及していない時代、連絡の取りようもなかった。寂れた感じのニューペブリを歩いていると、ふと懐かしいバンコクの風景とともに彼女の事を思い出す。今は故郷で幸せに暮らしているだろうか。


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Posted by MARK at 04:20│Comments(6)
この記事へのコメント
まいど。

クリスマスの音楽がバックに流れているような思い出話を有難う。

沖縄は少し寒なりました。
個人宅のクリスマスのイルミネーションが今年飾られムードを盛り上げています。

パタヤのクリスマスはファランで賑やかでしょうね。
楽しんでください。
Posted by サダポン at 2008年12月23日 07:41
>サダポンさん
ご無沙汰しております。
お正月は沖縄ですか、僕は例年通りウドンタニ&ビエンチャンであります。

昔バンコクで出会った娘は、ストイックで情に厚い娘ばかりでした。今は打算
と駆け引きに長けた小悪魔がのさばる世となりました。時代の流れといえば
それまでなのでしょうが、寂しいですね。
Posted by MARK at 2008年12月24日 03:29
まさに、「人に歴史あり」ですな!
一緒に初めてバンコクで飲んでから、ちょうど20年経ちました。

あの頃を思い出すと、
車のガラス拭きの少年や花売りの少女達が真っ先に思い出されます。
あの頃から比べれば、タイは本当に発展しました。
少し寂しい気もするのは、子供の頃の風景を思い出すのに似ています。
これもまた歴史ですね。

今頃はビエンチャンですかね?
K先生が一緒に連れて行ってくれるのを楽しみにしていましたよ。
私も行きたかったのですが、
景気の悪化と関連会社のトラブルの影響で行くに行けず。
まぁ、2人で楽しんできてください!
Posted by タケちゃん at 2009年01月01日 10:52
やぁ、タケちゃん

あけましておめでとう。K先生はビエンチャンを満喫しておりました。

その昔泊まったソイ1のホテルは、まだあの頃の雰囲気をかもし出して
いますぞ。
Posted by MARK at 2009年01月06日 01:59
ブログ見てますよ~。マーク元気ですかぁ~。
沖縄のコバどぇ~す。いつもいつもお世話に
なって感謝感謝です。近いうちに合たぁ~い!
Posted by koba at 2009年01月29日 11:14
>koba先生、
ご愛読いただきありがとうございます。
3月に皆さん来タイされるようですが?
Posted by MARK at 2009年02月01日 19:57
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